レオパレスって、仕事や学業で短期間だけ借りたいとき便利ですよね。
でも、部屋を借りようと思って調べ始めると気になるウワサが・・・。
そう。壁が薄すぎるっていう・・・。
あの、ちまたで話題のレオパレス伝説です。
かなり気になるので、どこまで信じていいのか調べてみました。
では、さっそく調べたことを説明していきますね。
レオパレス(壁が薄い)伝説とは?
レオパレス21は大きな会社です。
ちょっとネットで調べたら、好評も悪評もたくさん出回ってます。
真実なのかデマなのか、判断が難しいですね。
そんな中で、とくに壁の薄さに関して、伝説になるほど盛り上がってます。
いくつかご紹介しましょう。
- ティッシュを取る音が聞こえてくる
- チャイムが鳴ったら住人全員が出てきた
- エアコンが勝手に切れる
- 業績悪化でさらに壁が薄くなる
- 将来的には壁がなくなる可能性も
さすが「伝説」と呼ばれるだけあります。
すぐ「それは、ない!笑」とわかるものもあります。
音に関しては、良くないウワサが多く書き込まれてます。
でも、これは程度問題だと考えておく方がいいですね。
騒音トラブルは、集合住宅全般で起こっている問題です。
レオパレスだけに限った事ではありません。
試しに、マンション掲示板で「騒音」と検索すればわかります。
日本中のマンションで、悩んでる人がたくさんいます。
参考 マンション口コミ掲示板「マンションコミュニティ」
物件ごとに、個別に判断することが大切ですね。
レオパレスの壁(界壁)は薄いのか?
レオパレスの壁が薄いかどうか、実際に検証した人がいました。
ひとつの体験談として、すごく参考になります。
まず、お隣と協力してデシベルまで計った方。
掃除機、洗濯機、電話する声、トイレの流水、足音で検証されてます。
実験の結論から言えば、数値の上でお隣に聞こえたのは「掃除機の音」と「話し声」だけでした。
~中略~
夜寝るときにお隣が気になることもありません。むしろ、築年数のある程度いったアパートなどより、防音性能ははるかに高いと感じています。
引用:一人暮らしのミカタより
掃除機はかなり小さい音。
話し声は、かすかに何話してるかわからないレベルだそうです。
もうひとつ。
住んでみての感想は、『まあ薄いのは確かだけれど、ネット上の8割は嘘』です。
となりの部屋の生活音ではっきりと聞こえたものはクローゼットを開ける音、お風呂のドアを閉める音、チャイム、大きなくしゃみぐらいです。
~中略~
私は2階に住んでいたのですが、夜の10時くらいにトイレを流すと、下の部屋から壁ドンならぬ天井ドン!を喰らいました。
~中略~
私が今回レオパレスに住んでの一番の感想は「床に気をつけろ」です。
引用:音と科学とたまに旅より
なるほど!
レオパレス伝説も「8割は嘘」かも!?
まず間違いなく、レオパレスの物件の中でも差があると思います。
新しい建物ほど、住宅性能が上がっていると予想できます。
ネットの話を鵜呑みにするのは良くありません。
自分で見て確認することが、失敗しないコツですよね。
どんなマンションなら隣の音が聞こえないのか?
レオパレスのことはいったん置いておいて。
どんなマンションなら、お隣の音が聞こえないのでしょうか?
壁が厚いマンション?
鉄筋コンクリート構造のマンション?
じつは、それはチョット違います。
身もふたもない話ですが、借主がそれを調べるのはほぼ無理だと思います。
マンションの防音性能を知るには界壁を確認する
隣どうしの部屋の生活音が聞こえるかどうかは、界壁の構造によります。
- 界壁とは?
- 共同住宅において、各住戸の間を区切る壁のこと。
図にすると、こんな感じ。
青色の壁が界壁です。
たとえば、防音性能が高いと思われている鉄筋コンクリート(RC)造。
界壁に、コンクリートが使われていないこともあります。
そうなると、木造と大差ありません。
仮に、界壁がコンクリートで作られていてもGL工法は音が伝わると言われます。
図にすると、こんな感じです。
GL工法は、太鼓と同じ状態になりやすいのですね。
かえって、お隣りに音が伝わるという。
ここに写真があるので、見るとわかりやすいです。
参考 吉野石膏「タイガーGL工法とは」
他にもありますよ。
千鳥間柱(ちどりまばしら)構造の方が音が伝わりにくいとか。
もっと言えば、窓から回り込んでくる音もあります。
床から伝わる音も、配管を伝わってくる音もあります。
これは、窓や配管の防音性能、壁と床の取り合いによります。
「取り合い」は建築やインテリアの用語ですが、ここでは説明を省略します。
「壁勝ち」とか「床勝ち」で検索してみてください。
鉄骨(S)造も一緒。
界壁は木造と同じです。
界壁の性能を知るには、建物の図面(矩計図とか)を見るしかないです。
そんな図面、仲介の不動産屋が持ってることは稀でしょう。
もし見られたとしても、素人が判断するのは難しいですよね。
始めに言いましたが「借主がそれを調べるのはほぼ無理」です。
どうしたら騒音に悩まされずに済むのか?
マンションの騒音トラブルは、おおざっぱに言うと2つあります。
- 隣や上下の住人の生活音が気になる
- 自分の生活音で隣や上下の住人からクレームがくる
一般的な賃貸マンションで、完全に音を遮ることができる物件はないです。
超高級タワーマンションなら、話が別かもしれませんが・・・。
ならば、騒音に悩まずに暮すには、この2つが必要ではないでしょうか。
- 自分が他人の生活音を気にしない
- 周りの住人も他人の生活音を気にしない
なかなか、周りの住人はコントロールできないです。
借りる部屋の位置で、騒音トラブルのリスクを減らしましょう。
こんな、感じです。
- 他人の生活音が気になるなら最上階の角部屋を選ぶ
- 自分の生活音を気にするなら再下階の角部屋を選ぶ
- できるだけ、お隣りや上下が空き部屋の物件を選ぶ
- あえて幹線道路や線路横など騒音エリアの物件を選ぶ
- 幼稚園や保育園、学校、公園の近くは避ける
- 工場や工務店、音が出る施設の近くは避ける
- 音大近くで防音の物件を探す
- 上階に学生や幼児がいる家族が住んでいる部屋は避ける
- 下階に夜勤の人が住んでいる部屋は避ける
なかなか、全部叶えることは難しいです。
最後は運ですね。グッドラック。
構造もパーフェクトを求めると、確実に家賃が高くなります。
他にも、最上階は断熱対策、再下階は防犯対策も気がかりです。
- 何もかもパーフェクトな物件は家賃が高い
- 最上階は騒音に悩まされにくけど、夏は暑い
- 再下階は騒音の迷惑をかけにくいけど、防犯が心配
けっきょく、何事も一長一短があるわけです。
良い事も悪いことも、住んでみて初めて気づくのがマンションです。
まとめ
レオパレスは、壁の薄さが伝説になっています。
しかし、伝説のほとんどがデマ、または誇張だと思います。
そもそも、騒音の伝わりやすさは壁の厚さだけでは決まりません。
上や下、斜め上や斜め下の部屋の音も躯体や配管を通して伝わります。
仮に図面を見たとしても、そこに描き切れないことで騒音が伝わることもあります。
まずは、部屋を自分の目で見て確かめる。
もし、その物件が気に入ったら住んでみて、あとは運を天にまかせる。
気にし過ぎても、あまり良いことなさそうです。
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